High-kick’s ゲイ+ お見合い婚活ブログ🥦

アラフォーゲイの婚活・お見合い・恋活についてなどの記事です

011 これまでのおつきあい

今日はお見合い関係の話ではなく、私のこれまでの恋愛経験についてお話ししようと思います。

 

私はこれまでの人生で、1人とだけおつきあいしました。

 

30代前半で、期間は約半年。

あっという間でした。

 

 

私には幼少期よりある持病があり(今もあります)、症状もかなり酷かった為、10代〜20代は、「一生誰ともつきあえず、キスやセックスはできないかもしれない」と思っていました。

 

最初にキスをする相手が、心臓が悪い父親が家で倒れた時に人口呼吸する時ではないかと、本気で、本気で心配していました

 

 

当時の私は、持病によるコンプレックスが自分の心の奥深くにまで突き刺さっていたため(今もですが)自分に自信を持てず、

 

「人とつきあえない  自分に価値や魅力がない」と強く思っていました。

 

だから誰かとつきあえれば、「つきあうに足る価値のある人間だと認めてもらえた」と思えるので、誰でもいい訳ではありませんが、とにかく「誰かとつきあう」という経験を切望していました。

 

 

その頃の事を、ゲイの友人からは「恋に恋焦がれていた」と何度も言われました。

 

図星であっても当時は認めたくなかったですし、「そうだとしてもそんな事あえて言わなくたっていいじゃないか!」と一人怒っていました。

 

 

つきあうことになったお相手は、の言葉を言った友達からの、軽い友達紹介の形で始まりました。

 

お相手は10歳位年上で、これまでゲイ活動らしき活動をほとんどして来なかった私にとって、初めて舞い訪れたイケメン(しかも背が高い)だったのですぐに好きになりました。

 

そして急速に想いが高まり、相手の事をよく知る前に想いを告げ、幸運の女神の前髪を鷲づかみ(ぐわし)、おつきあいすることになりました^ ^

 

 

毎日が急に変わりました。

 

 

朝、通勤電車の中で好きな人とメールをする喜び。

 

会っていない時も、自分の事を想ってくれている相手の事を想う心地よい時間。

 

「自分も誰かとつきあう事ができるんだ!」と思い、自己肯定感も上がりました。

 

しかし程無くして、デートや会話などを重ねるうちに、

 

「あれ?店員さんに対して横柄な人だったんだ。」

 

「あれ?デートなのに、割り勘とかでなく、自分の分は自分で払うスタイルなんだ?これじゃ友達みたいで寂しくない?」

 

「あれ?10歳も年上なのにこんなに頼りないんだ。」

 

「あれ?もしかして自分の方がしっかりしてる?」

 

などと色々気になり始め、冷静になり、そして急速に想いが冷めてきました。

 

 

きっと巷に良く溢れている話でしょう。

ご多聞に洩れず私も同じでした。

 

でも今思い返してみると、それまで恋愛経験が無かったという事を考慮しても、当時の私はわがまま放題でした。

 

 

「自分の素直な気持ち、感情を隠さずに相手に伝える事が一番大事」と、どこかの恋愛サイトや、あちこちで聞きかじった「恋愛を長続きさせるコツ」をもとに、相手の気持ちを考えず、ただひたすら自分が感じている事を、「素直さ」を振りかざして、要は自分が満足する事を考えて相手を振り回してばかりいました。

 

自分に自信がない状態での初めてのおつきあいだった為、「相手に嫌われないか」という不安が常にありました。


しかしそれが「相手に優しくする」という行動にはならず、反対に「自分の『素直な気持ち』を相手にぶつけ続ける」という言動をとってしまっていました。

 

私はそれまで他人から「優しい、思いやりがある」と言われる事が多かったのですが、この初めてのおつきあいではそんな自分はどこかへ消え去り、ワガママになっていました。

 

つくづく「あの頃の自分は本当に思いやりがなかったなぁ」と思います。

 

 

結局、彼氏に対して「イケメン」以外に魅力を感じられず、「好きかどうか分からなくなった」という理由で別れ話をしました。

 

相手からの引き止め・説得により一旦ヨリを戻しかけましたが、やはり無理でした。

 

半年間という短いつきあいでしたが、それでも「誰かと付き合うことができた!」という事は、自分の生きていく自信になりました。

 

 

その後は別の場所に出会いを求め、ゲイサークルに加入したり、ゲイバーに行ったり、お見合いパーティーに行ったりしました。

 

また、掲示板やアプリでも出会い、何人かとデートを重ねたりしましたが、残念ながら未だパートナーと呼べる人は見つかっていません。

 

 

私は一人行動は好きですが、一人暮らしもだいぶ長いので、いつもいつも一人だと物足りなく感じます。

(友達は一応います)

 

夜ご飯を一人で食べる時に寂しさを感じる時があります。

 

 

人とつきあった人数や、年数の長さが、その人の魅力に正比例するのかは分かりませんが、アプリでの出会いやお見合いの場で、これまでの恋愛経験を言わなくはならない状況になると、自分の魅力度(の無さ)と、コミュニケーション力(の無さ)を思い知るようで少し辛いです。

 

ですが、婚活をすると決めた以上、今の自分をスタート地点として、「婚活道」を前を向いて腕を振って歩いて行きたいなと思っています。

 

(腕を振り回してはいけません。

相手が逃げていきます(笑))

 

恐らく、お見合いで紹介していただくお相手の事を知っていくのと同じ位、自分の内面を知る機会になりそうです。

 

あと5060年もすれば確実にこの世には存在しないのに、その間に心から大切だと思える相手・人生を共に歩いていく相手を探すために、まだまだ色々悩み、迷うんだなと思います。

 

 

 

「一人で生きるより、永遠(とわ)に傷つきたい」 

 

宇多田ヒカル「誰にも言わない」より

 

 

 

永遠に傷つきたくはないですが、人と関係を持つ以上、無傷なまま、軽傷のままで自分にしっくりくる素敵なパートナーを見つける事はないのでしょう。