007 お見合い1人目♪ その後 (ベギラマゴンゴンの話)
前回からの続きです。
初めてのお見合いを終え、正直もうヘトヘトでした…。
数十分後にこの日二度目のお見合いが控えていたので、安宿屋に泊まる代わりに安カフェでしばらく廃人のような状態で休息をとりました…。
「ホイミ!」
〜その呪文はまだ覚えていない〜
お見合いレヴェル1なので、私はまだホイミを習得していませんでした…。
アイタタタタ。
また、安カフェなので薬草も売っていませんでした。
私は初回のお見合いで、別に無理をして普段以上に明るく振る舞ったり、自分でないものを演じたりしてはいませんでした。
しかし、私はもともと気疲れしやすい方で、お見合いではお相手の一言一句が気になりますし、自分の返答に対するお相手の反応もその都度その都度気になります。
その為、ものすごく疲れてしまいました。
お見合いとお散歩を終えての、お一人目の方の印象ですが、「言葉数が少ないけどほんわかして優しい雰囲気」といった感じでした♪
今後しばらくLINEでやりとりしてみようかな、と思っております^_^
話は一旦それますが、私は過去に、出会い系のアプリでお会いした方から「思ったより暗かった」と言われ、会った翌日にあっけなくフラれたことがありました…。
その方とは会うまでに1ヶ月かかりした。
まずLINEのやりとりから始め、そして毎日LINEをするようになり、そのうち毎日電話をするようになりました。
プルル、ガチャ
「毎日君の事を考えているよ!早く君に会いたいよ!会うのが待ちきれないよ!ラブユー!チュッ!」
(※誇張表現が30g含まれています)
まだ実際に会ってはいませんでしたが、顔写真でお互いの顔は分かっていましたし、声や会話で相手の雰囲気や考えも分かり、また私の雰囲気や考え方も理解してもらえて、お互いに少しずつ信頼関係ができていると思い、安心感を感じていました。
そんな1ヶ月のやりとりを経て、ようやく会いました^ ^
待ち合わせ場所に立っていた彼は、特別イケメンという訳ではありませんでしたが、仕事が営業で外回りな為、適度に日焼けしていて健康的で、写真からは感じ取れなかった「エネルギーが全身から溢れている感じ」でとても魅力的でした。
ああっ、抱いてホールドオンミー!ライトナウ!
そして会った当日に、彼から心の籠った直筆で達筆のお手紙(!)をいただき「これからも宜しくお願いします^ ^」と書かれていました。
生まれて初めて男性から頂戴した恋文に、「なんて素敵なんだろう!」と内心浮かれて、「この人となら良い関係が築けるかもしれないなぁ」、と一人あったかい気持ちでいました。
でも正直な所、当時は自分に自信がなく、そして彼が想像以上に素敵だった為「こんな自分とつり合うのだろうか…?」と、デートの間ずっと心理的に気が引けてしまっていました。
デートが終わり、良い気分で彼と別れたあと、次に会う予定の話をLINEでしましたがなかなか返信が来ませんでした。。
「いつもはすぐ返信来るのに、なんで返信来ないんだろう?」
「酔っ払って寝てるのかな!?」
「うん…、いや…、この感じは…、」
もくもく・暗雲・もくもく・暗雲
わーきー、、あがる。
当たって欲しくない悪い予感が当たってしまいました…。
翌日になって、やっとLINEの返信が来た!と思ったら、
「昨日は、別れた後ずっと飲んでて、飲みながら考えていたんだけど…」
「思ったより暗かった。」
との理由で、切り捨て御免よろしくバッサリフラれました…。うわーん!!
当時はあまりにも悲しく苦しかったので、「あなたが想像以上に素敵だったので、気が引けてしまったんです!電話で話をしていた時の感じが普段の僕なんです!」と、誤解を解いて欲しくて引き留めたくて、何と言えば彼の気持ちを引き戻せるか、1週間、朝も昼も夜も考え、そして5時間かけて15枚の手紙を直筆で書いて送りました。
うーん( ´_ゝ`)
…巻物?
(今考えると、重い… )
自分では「自分の言いたかった事を一言も漏らさず、そして彼の気持ちも考えた上で書けてるし、完璧な文面になった!これできっと彼の心が自分に戻ってくるんじゃないか!?」と期待していました。
しかし、手紙を読んだ彼からのLINEの返信は、またしても切れ味鋭い真剣のように、「もうデートはできません」とスパッと切られました…。
ぷしゅーー!!
ぬああああ!!
おぬし!またやりおったな!!
こんちくしょうーー!!!
こんこんちくしょう!!
こんちくしょうーー!!!
「ベギラマ!!」
〜その呪文はまだ覚えていない〜
「ベベ、ベギラマァァァ!!!!」
〜その呪文はまだ覚えていない〜
「ベギラマベギラマなんでもいいからガガガガギギギギググゲゲゴゴゴ!ベギラゴンベギラゴン!ベギラマゴンゴンベギラマゴンゴーーーーーン!!!!」
〜その呪文はまだ覚えていない〜
うっ、うっ、、
「ギラ… 」
〜その呪文はまだ覚えていない〜
「ギ… 」
〜その呪文はまだ覚えていない〜
「…ラ 」
〜その呪文はまだ覚えていない〜
「… 」
〜呪文が聞こえません〜
…。
くそう… 。
俺は… フラれた… 。
(男泣き)
(筆者注※愛が憎しみに変わり、この時の私は自分を見失っていましたヽ(;▽;)ノ)
「思ったより暗かった」との言葉が私の心に楔(くさび)のように食い込み、それ以降の出会いでは、初回のリアルは努めて明るく、笑顔も50%増し増しで会うようにしました^ ^^ ^^ ^^^ ^ ^^^
そのように自分の言動を変えてから、確かに相手の反応は良くなりました。
でもどうしても自分の心に無理を強いているので、2回目、3回目と会ううちにだんだん自分のテンションが低くなって(本来の自分に戻っていって)、却って初めの頃とのギャップが大きくなっていた気がします…。
会っている間だけ取り繕っても、程なくして本来の自分と、本来のテンションが相手にも分かってしまう事でしょう。
今は、リアルやお見合いの時だけ明るくしようとするのではく、普段の生活を明るい気持ちで過ごすことが大事だな、と思います。
ツラい失恋をして、私も大人になりました。。
このブログを読んでくださっているみなさんも、きっと私と同じか、それ以上にもっと辛かった失恋が終わりでしょう。
泣きましょう。共に ( ; _ ; )
そしていつの日か、良きパートナーを見つけて笑いましょう。共に٩(^0^)۶
ハッ!
ここまで書いてきて、思いの外余談が長くなってしまいました(汗)
今日は2回目のお見合いについて書こうと思っていましたが、また、次回に……… (^_^;)
【☆補足・呪文の強さについて☆】
たんすにー!?
ゴンゴンー!!
ザッツライト!!^ ^